19/06/2018

Cargoはいいよな・・・

昔勤めていた会社の「数多くない」尊敬すべき上司の言葉
実はこの言葉の後に「落っこっても自分とこの社員が死ぬだけで,あとはごめんですむから・・・」と続く結構なブラックジョークなのだが・・・
NCAの一連の整備スキャンダルを見るに,まさにこのブラックジョークが同社ではジョークではなく常識であることが解る!

17/06/2018

薬九層倍

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何せケチな名古屋人と,よく言えば「質実」剛健な三河人とのハイブリッドなので,実に吝嗇である。
よくワインの原価の話をするのも,その吝嗇ぶりの現われだと思っている。(それにしてもSUGA LABXの値付けは酷い。)
で,原価率と言えば掲題のように薬だろう。実際には薬九層倍どころか,R&Dを除けば九万倍くらいの薬はザラだと思う。


ところで最近,和服を少しずつ仕立てているのだが,これも値付けが不透明なアイテムの最たるものだろう。
で,最近その実態を垣間見る機会があったので紹介したい。
これまでの人生で一度も浴衣というものを持ったことがないので,この夏用に購入することにしたのだが,技術者の高齢化で風前の灯火とも言われる地元の「有松絞り」に狙いを定めた。
「絞り」は当然「絞り手」と「染め手」により作られるのだが,近年国内の「絞り手」が高齢化で激減していて,それなりの値段(一桁万円の中程)のものでも「絞り:中国」「染め:日本」というものが多い。(絞り手は個別の手法に特化していて,一部の手法はほとんど絶滅の危機にあるのだとか・・・)


実は浴衣は去年買おうと思ったのだが,純国産の伝統工芸品は生産量が少ないこともあって,五月中には売り切れてしまっていたので今年に延期となった訳。
↑の写真は,右側がボクのもので左が家人のもの,いずれも純国産の有松産。実は母親の友人のご子息が大手の和服卸を経営していて,格安で頒けて頂けることになった。ボクの方はいわゆる作家物なんだけど,ほぼ「絞り:中国」「染め:日本」くらいの価格(仕立て別)で,現在仕上がりを待っている。


ところが某着物屋のHPでほぼ同じ(少なくとも「ように見える」)反物を発見したのだが,なんとボクが購入したものの3倍以上の値段が付いているのだ。
ボクの購入価格は,若しかすると卸の利益も度外視してくれたものかもしれないが,それでも仕入れの3倍付け,まぁワインと同じだ。
着物離れというか,98%の日本人は一人で着物が着れない世の中にあって,着物屋が細々とは言え生き伸びているのはこんな背景があるのだろう。
ただ,その利益のいくばくかでも職人さんの工賃に回れば有松絞のような絶滅品種が救われるのだろうけど・・・


10/06/2018

丸栄ね!丸栄よ!

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名古屋栄の丸栄というデパートが今月末で閉店する。(興和の100%子会社なので完全廃業という訳ではなく,美術部門等,強みのある部分は細々と残る模様)
名古屋のデパートは4Mと言われ松坂屋,丸栄,名鉄,三越(f.k.a.オリエンタル中村)が競って来たが,JR高島屋の名駅進出やデパート自体の衰退もあって,4Mの一角で江戸時代から続く老舗の閉店となった。
名鉄百貨店もリニア乗り入れに合わせた名古屋駅再開発により一旦閉店する模様。(ちなみに銀座のMELSAはMeitetsu Ellegant Lady's Shopping Avenueの略)


丸栄は上に書いた美術部門やワイン,チーズ等独自の品揃えで,衣料部門が寂れたあとも良く使っていた。
美術部門の売り切りに行くと荒川豊蔵,加藤卓男や孝造といった瀬戸や美濃の人間国宝の作品がゴロゴロ転がっていた。(孝造の引き出し黒なんか結構,お値打ちな値札が付いていたが,流石に手が出ない。)


このデパートは建物も村野藤吾の名作と言われ,エレベーター・ドアの意匠↓を東郷青児が手がける等,ちょっと小洒落たところがあって,好きだったあけに名残惜しい。

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06/06/2018

昔懐かし銀座の柳

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毎年,結婚記念日の祝?は内幸町の中二階のレストランなのだが,今年はみゆき通りのレストランにした。
内幸町のレストランはアラカルトのチョイスが限られるのと,みゆき通りの方は改築してから行っていなかったので,今回の選択となった。(レストランの名前も我が家と縁がある。)


で,飲んだのが↑のワイン。「ひばりの歌声」くらいの意味だが,Chapoutierのエチケット特有の"Braille"(点字)がわかって面白い。
実はアペリティフの際,ちょっとした事件があったのだが,それでソムリエのS氏と会話が始まる。そして驚くべきことに彼は,改築前最後に行った際飲んだワイン"Clos Ste. Hune(リースリングのロールス・ロイスとも評される。)"のことまで記憶していたのである。まぁ,我が家は印象に残るカップルではあろうが,これにはたまげた。ちなみにClos Ste. Huneは当然リストにあったが,手の出ない値段になっていた。(昔は安くて美味しいAlsaceワインだったが,最近は一つ格下のFredelic Emileでもかなり良い値段!)


新しいシェフの料理は美しく,かつ美味でDessertまで楽しめた。
惜しむらくは場所柄「同伴」と思しき若干お下品な方々が散見されたことくらい???

24/05/2018

合理的

珍しく最近「むべ」なるかなと思ったこと

① 官庁がデータを西暦に統一する方向で検討に入ったこと
ボクは天皇制廃止論者なので決して「元号」を使わない。(昭仁さんは尊敬してますよ)
昔いた会社は真の意味で国際的な事業をしていたこともあって民営化後,社内ドキュメントをすべて西暦に統一することにしたのだが,その後経営不振に喘ぎ,海外勤務の機会が極端に減ったこともあって,今でも契約書の日付に平気で「平成」と書いてくるようなdomesticな会社に落ちぶれた。
それは良いとして,昭和生まれが大量にsurviveしている内に「次の次」の元号に変わることが決定し,かなりの人間が元号の不合理に気がついたから,上述のようなことになったのだろう。
昭仁さんが靖国に行かない話をすると無口になる櫻井某のような御仁は元号を使い続ければ良いし,どうしても西暦が嫌なら今年を紀元2678年とすれば,利便性の観点からはまだマシ


② 最近警視庁が横断歩道の一時停止義務違反の一斉取締りをしたこと
東京オリンピックでInbound(ちなみにIは大文字だからね!)のための安全対策とのことだが,遅きに失する。アメリカでもイギリス(Belisha beacon)でも人が渡ろうとすると必ず一旦停止するのだが,今の日本は80%方止まらない,どころかスピードを上げたりする。電車で年寄りに席を譲らないのと同じで日本人の劣化の象徴だと思う。


もう一つ取り組んで欲しいのが,前にも言った「酒」の量
オリンピック前に条例でも良いからルール化しないとフーリガンの暴動が起きるぞ!!!

16/05/2018

Tom Wolfe est mort!!!

トム・ウルフと言ってもぴんとこない人が多いけど,日本では映画にもなった"Right Staff"の作者として知られているくらいかな?

なんだけど,実はファッション・アイコンとしても有名
New York TimesのObituaryの以下の表現に嗤った!

But as an unabashed contrarian, he was almost as well known for his attire as his satire.

そう,↓のホワイトスーツが彼のトレードマーク


Images_2実は昨年木挽町の魔窟で彼へのオマージュとして,ホワイトスーツをオーダーしたんだけど,これを機に主宰にプッシュしたのは言うまでもない!!!

08/05/2018

Green thumb

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去年は,ルーフバルコニーのバラを2鉢も枯らしてしまったので,今年は冬から手をかけている。
植物もよくわかったもので,今年の一番花はここ数年で最大!
この歳で都の外れの庭付き一戸建てに越そうかと思っているのだが,green thumbになれるかしら・・・

18/04/2018

釣り込み

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と言っても柔道の技ではない。
靴を作るのに,革が平面であるのに対し靴は立体なので木型(Last)の上で皮を引っ張って引っ張って立体にする。(皮は底面に釘で止められている。)
この工程はリーガルなんかの量産靴もまったく同じで,彼らは工場に大量のプラスチック製木型を持っていて,この工程を行う。
↑のようなWhole cut(甲が一枚の皮でできている。)では,特にこの工程が重要となる。


で,これが我が人生最後の靴となる。(木型にイニシャルが書いてあるでしょ!)
発注したのが何年前だったのか「記憶にない」位なのだが,完璧主義者のシューメーカーが,途中自転車の自爆事故で1年ほどのブランクの後,やっとここに至った。(ある意味感慨深い・・・)
シューメーカー謂く,まだ釣り込み不足なのでもうちょっと,ということなんだけど,ここまでくればあとは底付け(踵側だけノルヴェにする予定)なので,最悪でも年内にはいけそうかな!


前にも書いたけど,ふつうのWhole cutでもキルト・シューズとしても使えるよう,キルトを共皮(エレファントです!)と普通のボックス・カーフの2種類作ってもらう。
出来上がりが楽しみだけど,人生最後の靴と考えると,ちょっと寂しい気もする。
折角作ったLastだから,本当にこれで終わっていいのか?後悔しないか?と悪魔が耳元で囁く!


15/04/2018

収支減便,それともUse it or loose it!

国交省が客況の悪い航空便を一定の条件を満たせば,7日前までにキャンセルして良い,というお墨付きを航空会社に与えた。今回の発表では「経済減便」と呼んでいるが,実は客況の悪い便のキャンセルは「収支減便(収減)」と称して,倒産前のJALのお家芸だった。(あまりやりすぎて国交省からお目玉を食らったこともあるらしい。)


ただ内容を見ると「なんだかなぁ?」の感を隠せない。これは航空会社の公共交通機関としての責任を大幅に,かつ一方的に企業に有利なように,緩めるものだから。
経済減便の要件には7日前までの届け出とか,前後3時間以内に自社便があることとか,なんだけど,一方的に3時間も旅程の変更を余儀なくされる客にとってはたまったもんじゃない。
特にこれまでも顧客軽視を続けてきたLCCは,錦の御旗とばかりにこの「伝家の宝刀」を使ってくるだろう。
田舎のバス会社が客が少ないからと言って,無断で定期運行のバスを間引いていたと言う事案がいくつかあったが,それと似た様なものだ。


誰がロビー活動をしてこの制度を大ぴらに認めさせたかは寡聞にして預かり知らぬが,発着枠の国際ルールに"Use it or loose it!というのがある。
各空港の発着枠は公共の財産だから,使わなければ取り上げると言うもの。
やはりその昔JALがロンドン線の雁行便(同じ目的地の2本目の便で,ほとんどセールスが機能していなかったJALは貼ったり切ったりを繰り返していた。)を季節運休して発着枠を取り上げられた。
いまだに2本しか滑走路のない(厳密には横風用滑走路があることはある)LHRの発着枠はどの航空会社も喉から屁が出る(失礼)ほど欲しいだろうから当然の話ではある。


正直,JALや日ペリは無闇矢鱈にこの新しいルールを使うことはないだろうけど,人口が激減するこの日本で,今後あちこちで(航空以外の公共交通機関を含む)「経済減便」が濫用されることがなければ良いんだけど・・・

05/04/2018

片口

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先日,久々にポチッとしたのが↑
若尾圭作の陶胎青磁の片口
現代的な造形が見事(陶胎青磁は重くならないようかなり削り込んでいるらしい←同じく現代青磁の旗手浦口さんから直接聞いた話)
諸般の事情で自宅では日本酒を飲まないことにしているのだが,せっかくだから近々移住予定の京都の酒を買ってきた。
ぐい呑はやはり京都の八木明さんの小ぶりの青白磁
まぁ,たまには良いでしょ!


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