24/09/2018

家その2

家づくりプロジェクトは,先の連休の打ち合わせで間取りがほぼ確定した。
ということで細部の意匠や設備に話が進んだのだけれど,いくつか面白い話を聞くことができたので,備忘録として書いておく。


まずはトイレ
今住んでいるアパートにはトイレが2箇所あって,どちらにもウォシュレットが付いてるんだけど,ボクも家人ウォシュレットどころか便座ヒーターも使わないので,節電のためコンセントを抜いている。
工務店の一次見積もりは一階・二階ともSteve Lukather(わかるかな?)の最新式の超節水ウォシュレット一体型タンクレス便器を提案してきた。
カタログ価格は相当だが,この手のものは上代の4-50%引きだから実際にはそれほど高価ではない。
ただ使用しないものを付ける必要もないので,超節水型のタンク付き便器にヒーターすら付かない便座を付けることにしたのだけれど,この時の会話で面白いことがわかった。

一つ目は,一体型便器の場合,ウォシュレットが故障するとパーツ供給切れで便器ごと交換となるケースがままある,ということ
実は一階の客用トイレくらいにはウォシュレットを付けても良いかなと思っていたのだけれど,この話を聞いて止めた。


トイレについての二つ目は,停電になるとタンクレス・トイレはフラッシュしなくなるという話
実際にはちゃんとしたフェイル・セーフ機能が付いていて,手動または乾電池によるバックアップ・システムでフラッシュできるらしいが,先の「野分」による停電の際には,この工務店にも多数問い合わせがあったらしい。
建て売りや新築アパートを購入する際,フェイル・セーフに関する説明はあるだろうが,実際にはそんなこと忘れてしまうだろうし,停電によるブラックアウト状態ではフェイル・セーフを機能させることは難しかろう。


次は「樋」,雨樋である。
折角,和風建築にする(規制上,せざるを得ない)のだから緑青の吹く銅(アカ)にしたいのだが,最近は酸性雨の影響(実際にははっきりしないらしい・・・)か,アカの雨樋は10〜15年でダメになることがあるらしい。(後で聞いた話だが,ボクの実家でも15年くらいでアカの立樋がダメになったとのこと)
トイレと同じ論法なら,ここはさっさと機能と耐久性重視で塩ビの雨樋にするところだが,よく話を聞くと最近はステンレスを銅で巻いた(厚いメッキ)樋があるとのことで,それでお願いすることにした。
費用は嵩むけどトイレでセーブした分と行って来いくらい?


まだまだ詰めるところは多いけど,何とか年明けには着工したいなというのが今の状況


12/09/2018

佐賀のSagaまたは性(サガ)

先日オスプレイの話をしたが,週末からその「佐賀」に行って来た。
実は国内旅行はあまりしなくて(京都や名古屋は旅行とは言えまい!)せいぜいMCOを聞きに水戸に行くくらいなんだけど,今回は家人の参加するイベントが福岡であったので唐津・有田の焼き物の里まで足を伸ばした。
福岡でレンタカーを借り最後はオスプレイのお膝元となる佐賀空港で乗り捨てしたのだが,極めてコンパクトなエリアだと言うことに気が付いた。(なんで福岡と一緒にならないんだろう?)


唐津は大変風光明媚な場所だけど,町の寂れようは想像以上だった。ずーーーーっと保守系の政治家に投票し続け,選ばれた政治家はずーーーーっと放置プレイで,ことここに至りオスプレイかよ!というところか。
唐津では珍しく高級旅館(我が家史上5番目以内)に泊まったのだが,流石に満足のいく内容だった。
ただ翌日,嬉野温泉のdefusion版(唐津の宿の半額以下)に泊まってみて「そこまでの差はないかな?」というのが率直な感想(自分が根っからの庶民であることを改めて感じた。)


ボクは瀬戸や美濃の近くで生を受け,父親が仕事の関係で人間国宝を含むそのあたりの陶芸家と繋がりがあったこともあり「焼き物」は好きだが,雑器(特に食器)は口一つしか持たない我が身には一つの用途に一個あれば十分と考えている。(究極は一生涯一つで保つと言われる奈良漆器の合鹿椀!)
が,家人はそうでもないようで辺鄙な場所にある窯元を訪れ,お土産用とかなんとか言って,細々とした食器を購入する。


ボクも二度と来ることはないと言い切るのは大袈裟として,極めて稀な機会ではあるので何か一つくらい買って帰ろうかと考えていたのだが,ちょっと面白いなと思って購入したのが↓
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茶碗にしては大ぶりだなと思って聞いてみるとやっぱり「鉢」とのこと(確かに裏返すと高台が低くて大きめ)
同じ作家でも茶器は高いから,茶碗なら3倍の値段では収まらないだろう。でもこの「鉢」でも大ぶりの抹茶茶碗として使うこともできよるかな,と思って購入に至った。


帰路は吉野ヶ里遺跡(近くまで行ったら是非おすすめ)に寄って佐賀空港へ向かった。
ネトウヨが佐賀空港ならオスプレイが何機墜落しようがなんの問題もないと評していたが確かに周りにはほとんど何もない。
空港はスポット(何とボーディング・ブリッジが奢られている!)が2つ,Taxiway(誘導路)は滑走路とターミナルを結ぶ一本しかなく,飛行機はRunwayに出てそのままRunwayを風下側にTaxingし,Runway endで180ターンして離陸するというまさにAerodromeだった。

09/09/2018

清凉寺裏の土地はそれなりの面積なんだけどなんせ建ぺい率20%と特殊な地域なので間取りをどうするか悩ましいが,建築家と工務店との三回の打ち合わせを経て一次見積もりが出てきた。
もちろん予算の目処を告げてあったこともあるんだけど,第一印象は「まぁ,こんなところか。」


次に思ったのは集合住宅に比べ「一軒家」って意外と安いな,ということだ。
例えば湾岸の40階建ての100㎡の新築アパートを考えて見る。仮にこのアパートの中層階の物件が1億円として(実際には上層階だと1.5億円の物件すらある。)占有部分の土地面積は100㎡の1/40,共有部分を考えても1/30が良いところだろう。
ということは100m2 x 1/30でちょうど一坪
湾岸エリアの土地がいかほどか判らぬが液状化や津波のリスク(高層アパート自体はビクともしないだろうがインフラのダメージは甚大だろう。)を考えて仮に500万円/坪と見積もると,1億円の部屋で残りは9,500万
土地を除く坪単価は317万円で,これは我が家の一次見積もりの3倍を優に超える。


もちろん免震構造や高速EV,内廊下の内装等,一軒家に比べコストが嵩むのは理解できるし,キッチンや浴室,トイレには様々なガジェットが奢られているが,フローリングはベニヤ,壁紙や襖紙も安っぽく(昔取った杵柄で一目見るとほぼ坪単価がわかる。)遅くとも20年後にはリフォームが必要になるだろう。


思い出したのは今回の家探しの途中,ある割烹で聞いた洛中で話題にもなった鴨川沿いの7億円マンションの値付けの話
もちろん低層マンションで含まれる土地の面積はタワマンの比ではないが,7億円というのはコスト面での根拠は全くなくマーケットにおけるSalesabilityで決まったというのだ。
その意味で上述の湾岸エリアのタワマンも粗利益率は50%程度(建設坪単価で150-60万)ではないかと穿った見方をしたくなる。
それでも長期のローンを組んでまでタワマンを購入する御仁がいるのだから,マーケットというのは甚だ不可思議


マンハッタンやカーメルの例を挙げるまでもなく,供給に絶対的な制約がある不動産(土地)は値上がりを続ける,というのは真実だろう。一方でボクが有明に通っていたころに比べ,雨後の筍の如く倍以上に膨らんだタワマンの将来やいかに???


Aerodrome

関空は1ヶ月はダメだと思っていたが,一部で運航が再開された。
で,思いついたのがAirportではなく"Aerodrome"という言葉
そう飛行機は一本の線が引かれた平らな(できれば舗装された)土地と,吹き流しがあれば離発着できるんだ,と今更ながら思い知った。
ボクがよく利用するモンタレー・カウンティー空港(MRY)も実際そんな感じ(但し,霧の名所だけあってILS:計器着陸支援システムは最高のCAT3)


ただここからの道のりは長いと思う。最大のネックは鉄道輸送だろう。おそらくりんくうタウンと空港島の間を専用シャトルでピストン輸送するのだろうが,乗員や地上職員を含め大混雑は必至だろう。
FEDEXはフレイターを再開したらしいが,貨物はどこから運ぶのだろう?


いずれにせよ,これは軟弱な地盤に無理やり空港を造らせた国の責任,まさに人災だと思う。
多額の出資をしたVinciも思わぬ事態に怒り心頭ではなかろうか?

01/09/2018

サマータイム a.k.a, Daylight Saving Time その2

今日のLe Monde電子版のヘッドラインはEU委員長によるサマータイム廃止勧告
安倍とサメの脳みそのあわせてIQ100そこそこコンビの猿知恵阻止のための大きな追い風になりそう!


ところでアジア大会の買春スキャンダルだけど,誰かどこかの記者さん,インタビューでサメの脳みそに買春についてどう思うか,聞いてみてくんないかなぁ!

31/08/2018

サカキ

昨日は2月にカーメルに行った際,いつものNielsen'sで買った↓を持ち込んで宝町のサカキへ
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別にワインを持ち込んで払いをsaveしようとする訳ではないけれど,良いワインは美味しい食事と合わせたいと思うのは世の常人の常でしょ!
ところで前にも書いたがサカキはどんどん進化していて,CPまで考えれば現在東京No.1じゃないかと思う。
昨日はまず岩牡蠣,メニューには2個付けと書いてあったんだけど何故か大振りのそれが3個登場(最後の客だから余った分を乗っけてくれたのかと勝手に想像)
で,前菜は↓


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昆布〆した旬のスズキに,これまた大振りのボタンエビがゴロゴロ乗った海鮮のカルパッチョ
続いてメインは↓


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ブレス産鳩の半身
ハスクのまま焼いたベビーコーンの中は,鳩の脚や内臓とポレンタ,プレゼンテーションもお味の方も完璧な一品だった。
特筆すべきは価格で,前菜が千円台半ば,メインが2千円台半ば,内幸町の中二階のレストランなら軽く倍以上の値付けだと思う。(内幸町のレストランは別のカテゴリーで東京No.1だと思っているので誤解なきよう!)
昼の顔である行列のできる洋食レストランとしての利益が,こちらに回っているのでは???


コスト上昇を理由に最近になってサービス料を取ることになったが,それが8%というのもいかにもサカキらしく良心的
決して期待を裏切られることがないお薦めのレストラン(唯一の難点は前菜+魚+肉のコースを選ぶと延々と時間がかかること位?)だと,行く度に感慨を新たにする。
ところで今回,社長(兼Maitre D')に聞いたんだけど,彼を含む彼以前のオーナー(彼は三代目)はサービス専門で,今のシェフ(社長の息子さん)はそういう意味で初代のオーナーシェフらしい。


25/08/2018

Dudamel & Perlman@Howllywood Bowl

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ここのところLAX発のSQのスケジュールがいまいち(10:00)なので,前日にLAXに下って前泊している。
今回はカーメル出発日がコンクール・デレガンスを中心とするCar Weekの初日に当たっていたため,なんとモンタレー空港(MRY)のレンタカーが各社売り切れ状態
さすがにHertzには在庫があったが,何と普段の倍の値付け(足元見やがってこのやろー・・・)ということで焦ったが,Enterprizeだけがモンタレー市内に営業所があることを発見して,事なきを得た。(却ってカーメルから近いということが分かった。)


カーメルからLAまでは三つのルートがある。
一つは時間はかかるが風光明媚なHwy1,いわばCa版旧東海道
とにかく延々と海岸沿いを行く道を行く道で,途中数々のビーチやハースト・キャッスルを経てBig Surを過ぎればカーメルはもうすぐそこだ。

二つ目のルートは(一応)最速だけどつまらないRoute5経由,LAを出て延々と北上し,途中で西にトラバースし最近ワインで名を上げつつあるパスロブレスからRoute110に入り,(怒りの葡萄で有名な)Salinasを目指しSalinas Valleyを北上する。Salinasからモンタレー・ペニンシュラはあと30分

三つ目のルートは最初からRoute110でSalinasを目指すルート,LAから途中までは海岸沿いを走り景観を楽しめる。謂わば前二者の中間,場合によってはLAの渋滞を回避できてRoute5より早い場合も・・・


ということで帰路は110経由で,途中最近ご主人を亡くされた家人のGod motherの家にお悔やみに寄り,その後LAに入った。
で,家人がInternet上で気がついたのが標題のコンサート
Hollywood Bowlと言うのは名前だけは知っていたが行ったことはなかっんだけどDudamelとPerlmanのBig Nameの登場とあっては行かぬわけにもいくまい。(チケットは上から二番目くらいのボックス席で$140とまぁリーズナブル)
野外ホールだけあって音はイマイチですな。
ボクらの席は普通の音楽ホールのオーケストラ席の最後部くらいだったんだけど,ほぼPA(上の写真で両側にぶら下がっている長方形の筒状のもの)の音しか耳に入らない。
このPAがまたHollywoodだけあって「どんしゃり」型でちょっと残念だった。
PAシステムを少し後方にずらして(もちろん位相を調整して)前方席は少しは生の音が聞こえるようにすれば良いのに,と思う。


F&B持ち込み可能なピクニック・スタイルだけあって,観客のマナーは最悪
メンコンの一楽章が終わって拍手をするのは,まぁ許せるとして,田園でも各楽章の切れ目に拍手が入る。
でもそれなりに夏の終わりの一夜を楽しむことができるコンサートだった。

次は年末年始の予定だが,次回はきちんとLA Philのスケジュールを確認し,お膝元のディズニー・ホールで聴いてみようと思う。


24/08/2018

みんな貧乏が悪いんや

言うまでもなく岡林の「チューリップのアップリケ」なんだけど,佐賀県知事の顔写真を見て思い浮かんだフレーズ

19/08/2018

サマータイム

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カーメルに来て10日ほどが経ち,そろそろ帰国準備でワインなんかを買い込んでいる。
日差しは強いけど,木陰に入れば体感温度は20℃を切っていると思う。
7月から9月にかけての日本の酷暑とは大違いで,生産性(いま流行りの)において太平洋のこちらと向こうで差が付くのもやむを得まい。


ところで日本ではサメの脳みそがサマータイムを言い出して議論を呼んでいる。サメの脳みそご本人は,オリンピックの頃にはこの世にいないだろうから,どうでも良いと思うのだが,あまりの酷暑にIOCあたりから何か言われたのだろう。
もちろんサマータイムにはPros & Consがあるんだけど,マスコミによれば国民の間の評判は悪くないようである。
サメの脳みそを含め,日本人の90%以上はサマータイムを経験したことが無いわけで,国民の反応もむべなるかな,ではある。


個人的には時間に自由に生きているんであまり問題はないんだけど,サマータイムが一種の時差ボケを惹き起こすことは,医学的にもほぼ証明されている。
たかだかオリンピックのために日本人全員を時差ボケ状態に引きずり込むとは,サメの脳みそと2桁IQもよく考えろよ。それくらいならオリンピックを10月にずらすくらいの寝技をやってみろ。
恐らく企業や役所(おまわりさんとか大変らしい)の抵抗で実施は困難だろうと思うが,トランプじゃないけど万が一ということもあるからなぁ??
EUでサマータイム廃止の議論が沸き起こっているのは,ボクのようなサマータイム反対派にとって追い風ではある。


週明けにはLAXまでドライブしてHolywood BowlでドゥダメルのLAフィルを聞いて帰国の予定

09/08/2018

Fahrenheit (4) 51

華氏451度はレイ・ブラッドベリの小説だが,華氏51度は昨夜到着したカーメルの気温!


昨日の移動はあまり順調とは行かなかった。
いつものSQのLAX経由なんだけど,そもそも台風の影響でTake offの時点で1時間以上のATC Delay
でLAXに着いてみるとA380用の沖留めスポット,夏休みということでCIQも混雑していて,CIQをクリアした時点で予定から90分以上のbehind
ちょっと良かったのはレンタカー
最近はAlamoを利用することが多い。
Alamo@LAXが良いのは予約したカテゴリー内なら在庫の範囲で自由に車が選べること。
今回は1ランクのアップグレード特典付きだったんだけど,なぜか更に1ランク,アップグレードしてくれて,我が家にしては珍しくFull Sizeからの選択となった!で選んだのが↓
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我が家も21年落ちのコンバーティブルで,原則雨が降らない限りトップダウンというのがポリシー
ということで早速カーメルに向けて北上を開始したのだが,夕刻のラッシュに捕まった。別に事故渋滞でもなんでもないんだけど,Greater LAを抜けるまでまさにBumper to bumper状態だった。
ラジオでは日本と同じく「危険」な高温について注意を呼びかけている。確かに車載の温度計は華氏105°を指している。コンバーティブルは走ってさえいればあまり暑さを感じないんだけど,渋滞の炎天下では事情が異なる。
じりじり灼け付くような暑さ(砂漠の真ん中なので湿度は低い)で,たまらずTop upした。(我が家のクラシックカーと違って全自動!)


ところがそこから海に向かうと気温がぐんぐん下がる。
Paso Robles付近で陽が落ちたのだがSalinas(怒りの葡萄のあのSalinas)に着くころには60℉台前半で,海から1ブロックの家人の実家に着いたころには掲題の51℉にまで下がっていた。
つくづく寒流の威力を思い知らされた次第


このところあまりの暑さに夏バテ気味で頭がこれから2週間,少しだけ仕事をしてあとは論文の構造に思いを巡らす予定


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