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03/01/2011

春日大社一の鳥居前

Pc300337
↑は、菊水楼玄関の鏡飾り。

ここ何年か年末は、奈良で過ごすことにしている。昨年は、遷都1300年で賑わった奈良ではあるが、流石に暮れの29日ともなると人気(ひとけ)が少ない。

今回は、両親を連れて、過去2回から振りに終わった蟹満寺という古刹を目指した。

宇治から南に下がって奈良に到るまでの間には、本当に鄙びた、それでも素敵なお寺が点在している。まずは法界寺。親鸞が幼少をすごした寺で、定朝様式の阿弥陀如来(国宝、お堂も・・)が有名だが、我々の他に観光客は見当たらない。

次は、そこから少し離れた京田辺にある観音寺を再訪する。観音寺にはその名の通り、やはり国宝の十一面観音(木芯乾漆像)がおわします。その昔は大寺だったようだが、今はぽつんと観音堂だけが残っている。拝観料を払うと、お住持さんがわざわざお厨子を開けてくれて、間近からご尊顔を拝することができる。奈良盆地の南端にある聖林寺の有名な十一面観音像に勝るとも劣らぬ優美な姿だ。(聖林寺は有名だが、やはり足の便が悪く、いつ行ってもほとんど観光客に出会わない。)お住持さんによると、この辺りが天平文化の北限だったらしい。

←は観音寺のお堂。Pc290312

次が蟹満寺。国宝の釈迦如来像が有名(触れられる国宝として有名だった。)だが、本堂の建て直しにあわせてご本尊も修理中で昨年春まで見ることができなかった。今回、初の対面となった。新築のお堂は、やや風情に欠けるが、中の釈迦如来像はほぼ白鳳のオリジナルのままの堂々たる鋳像である。(人が触れていたため、ひざのあたりが光っているのが笑える。本当に地元の人々に愛されてきた仏さんなのだろう。)

蟹満寺から奈良市街までの間には、海住山寺、浄瑠璃寺、岩船寺といった見所がある。次回は、海住山寺の五重塔の内壇公開のタイミングにでもまたこの地域を訪れてみたい。

タイトルは、奈良での常宿の「菊水楼」のこと。今回は隣の奈良ホテルと一泊ずつした。菊水楼は、風情があって料理もサービスも良いが、建物自体が県の文化財指定されていて、近代化できない部分がある。風呂場など駄目な人には駄目だろう。

翌日は、三笠山を越えたところにある忍辱山円成寺に両親を連れて行く。2年前は滝坂道を徒歩で高畑側から上ったが、車だと楽勝だ。何と、ここの若き日の運慶作の大日如来(国宝)が今年神奈川くんだりまでご出張とのこと。なかなか古の都まで行く機会のない鶏が鳴く国の民草にとっては見逃せないと思う。

残念なのは、もう二度とあの法華堂の内陣が見られないこと。元来、そこにあった佛達では無いと言ってしまえばそれまでなのだが・・・・

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