« 今年の薔薇 | Main | TDR食材偽装 »

31/05/2013

Lord Sebastian Coe

東京で(というか日本で)オリンピックを開催する是非を問われれば、条件付"Yes"(政治家の人気とりの手段にならぬこと,土建屋の儲けの手段にしないこと)の立場をとる。
高校・大学と7年間、それなりに真剣に陸上競技をやっていて専門の100mでは女子の当時の世界記録レベルだった。ドーピング疑惑の渦中で夭折したFlorence Joynerの記録を除けば、当時のボクの記録は今でもそこそこ世界の女子の間で通用する。
女子の世界記録と笑うことなかれ、どんな競技でも世界の女子のトップレベルに比肩することは容易ではないことはお解り頂けると思う。(本当に大学3年の頃は、どうしたらもっと速く走れるかが、始終頭にあった。)
だから生きながらえている間に、もう一度、日本で開催されるオリンピックをこの目で見たいという思いはある。
(前回のオリンピック時、既に生を受けていたが、残念ながらその記憶は朧げなもの。)


それにしても昨晩各局で放映されていた猪瀬の招致演説には笑った。
いかにも付け焼き刃な身振り手振り、もうちょっと何とかならんかという英語。
Podiumの高さとのアンバランスさ。各種メディアは「ユーモアも加えて」とか言ってよいしょしていたが、実に酷いものだった。
もう一つ、演説の内容にしても、果たして「安全」がそれほどの売り物になるのか。
イスタンブールもマドリッドも深夜の歌舞伎町くらいには「安全」だろう。


2012のオリンピックが下馬評(パリ優位)を覆して、ロンドンに決まったのはいつに掲題の"Lord" Sebastian Coeの力量によるものであることはBritsのみならず世界の共通認識であろう。
ヨーロッパでは(日本では想像がつかないかも知れないが)中距離走、特に1500m(≒1マイル)は絶大な人気を誇る。その1500mでオリンピック2大会連続金(800mは連続銀)、しかも当時のイギリスにはオベットやクラムもいて中距離ランナーの宝庫だった。
黄金時代を覚えているBritsにとってSebastian Coeは今でも偉大な存在として記憶されている。


初めに書いたように日本にオリンピックが来れば喜ばしいことと思うが、今回はイスタンブールに大義も分もあるだろう。
唯一、Sebastian Coeのような人財に恵まれればチャンスはあると思うのだが難しいようだ。室伏は、地味な競技ながら実力もルックスも伴っていて、日本版Sebastian Coeの候補だと考えていたのだが、IOC競技委員選で味噌をつけてしまったのは残念の極み。
猪瀬は、前任者に比べれば、軍隊に売春はつきものと言った恥ずかしいコメントをしないだけでも、まだましかも知れないが、適任とはほど遠く、見ていて痛い。
(あと何回か昨夜のような報道を目にするのかと思うと気が重い。)


以前,少しだけ話題になったが、本気で広島にオリンピックを招致したらどうだろう。2020年の招致合戦に負けた場合の有望な選択肢だと考えるのだが。

« 今年の薔薇 | Main | TDR食材偽装 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

Comments

スティーブ・オベット、セバスティアン・コーと同時に、ゾーラ・バッド&メアリー・デッガーの方が、私には印象に残っています。いずれにせよ、中距離走が最も輝いていた時代でした。私も、学生時代に陸上競技を経験しましたが、中距離&短距離の中で最もきつかったのは、やはり、400メートル。残り50メートルでの腿上げと息継ぎがーーーー。

コメントありがとうございます。ゾーラ・バッドとはこれまた懐かしい。ボクは100・200だったのですが大学4年の時、400の記録を残そうと一時走り込みをしたのですが、ケがをして結局公式な記録なしです。

Post a comment

(Not displayed with comment.)

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/554540/56547255

Listed below are links to weblogs that reference Lord Sebastian Coe:

« 今年の薔薇 | Main | TDR食材偽装 »