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17/11/2014

終の住処

まだまだ自分の話ではないが,太平洋の両側で,それぞれの両親の終の住処について頭を悩ませている。
日本について言うと,高齢者用の施設にはいくつかのカテゴリーがあるのだが,それぞれに色々な料金体系があって判りづらい。
例えば,もっとも普通の生活に近いものに「住宅型有料老人ホーム」というカテゴリーがあるのだが,これには
① 一時金型
② 家賃型
③ 併用型
の3種類がある。①は,入居時に lump sum を支払えば,その後何年棲み続けようが追加の家賃が不要なタイプ。
年金同様,Risk of longevity(長寿のリスク)に対応したもの。
②は,読んだ通りで,③は一時金を支払えば月額の家賃が低減されるタイプ。


ところが①のタイプの中身をよく読むと,甚だ理不尽な契約内容になっていることが判る。
例えば,業界最大手の一つの"B"("M"から「終わった」経営者を「不運」ごと引き抜いたあの"B")の契約内容を読むと,"B"自体は多くの(というか殆どの)有料老人ホームの土地・建物を所有せず,賃貸しているのである。
これではゴルフ場の会員権と同じで,"B"が左前になったら,家主に賃貸借契約に解除されて,一時金を支払った老人は路頭に迷うことになりはせぬか。


また一時金を払っても,実際毎月施設に支払う金額は小さくない。
これも"B"の施設の例だが,25㎡程度の1人用の部屋で,食費以外に,
・水道光熱費が30,000円,
・運営費(普通のアパートの管理・共益費相当らしい)が45,000円,
・生活支援費が115,000円,
合計で190,000円/月が必要とのこと。(いずれも税別)
金額をよくみると,どうみても「ぼったくり」。
例えば,水道光熱費。25㎡の一人暮らしで月3万!!!我が家は面積的にはうん倍だが,真夏や真冬でも,せいぜい月2万だ。
食事が付いているので,老人がそれほど炊事をするとも思えないことを考えると,これは詐欺。
運営費の45,000円もべら棒だよね。生活支援費は,支援の内容にもよるのだが,施設によって3倍くらいの開きがある。


少し前の東京新聞に老人介護関連のビジネスの利益率が平均8%あるという記事が出ていたが,"B"も丸儲けだろう。
我が家の近所にも,「雨後の筍」のごとく,様々なタイプの老人施設が誕生しているので,いずれ淘汰される時期が来ると思うが,"B"のような有名企業でも気弱になった老人につけ込んで暴利を貪っている状況(一種の振り込め詐欺と言っても過言はなかろう。)を見ると,なんらかの規制が必要なのかな,と思う。
ボクの年齢に近い皆様,老親がこの手の施設に入居される際には,慎重に契約条件を確認されることをお勧めする。


ちなみに家賃型でも,周囲の相場の3倍近いものがあるのでご注意を!!

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