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文化・芸術

27/11/2016

狂宴または狂演

Fullsizerender
昨夜のコンサートのプログラム
ちなみに前半最後の演目は「せんばやま」
「あんたがたどこさ」である。
これだけ見ると何が何やら分からんのだが,素晴らしくカッコイイコンサートだった。

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荻窪のライブハウスで定期的に聞けるようなので,是非一度行ってみようと思う。


30/09/2016

BOS

旅も終わり。
一昨日NYCから4時間のDriveでBOS到着。途中の700mほどの標高の場所もやっぱり紅葉にはまだ早い。
昨夜はBSOの今季2夜目の「薔薇の騎士」に。
昔,「薔薇の騎士ってどんな話?」って聞かれて「リボンの騎士みたいな話」と答えた御仁がいたが,当たらずとも遠からじな話ではある。
久々に聞くRene Flemingなんだけど,19時開始で23:15までという厳しいSKDで,花より団子で3幕を聞かずに「後ろ髪」を引かれる思いでホールを出た。
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この夜は1st Balconyの最前列でボクのお好みの席。
特に昨夜のSemi-staged Operaには最適の席。
このホールはアメリカでは古いホールで学友協会のようにホール全体が楽器のように鳴る。
(Balconyは人が歩くだけで揺れる。)
ボストンも紅葉はまだ。ここに来るといつも柳の巨木群に感動する。

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28/10/2015

美濃と瀬戸

美濃と瀬戸は山のあっちとこっちであるが,2週に渡って美濃側にある「荒川豊蔵資料館」と瀬戸側(と言っても瀬戸の外れ)にある「愛知県陶磁美術館」に行ってきた。
Fullsizerender
豊蔵資料館(↑は豊蔵の轆轤場)は以前から行ってみたかった場所。「志野」に関する展覧会があると,陶片を含め,ここからの出品が多い。
https://www.youtube.com/watch?v=Pauau9kFvm0
今回は志野ではなく瀬戸黒を中心に展示されていた。客は我々の他もう一組だけだったが,学芸員さんが30分ほど丁寧に解説してくれた。
車がないとほぼ行き着けない場所(多治見の奥の可児市)だが,高速のICがあって意外と時間はかからない。(但し,折角車で行くなら瀬戸や多治見の窯場を回ることをお勧めする。)


愛知県陶磁美術館には「タイル」展の初日に行った。ここは以前,陶磁資料館と言って展示内容もかなりアカデミックなものだったが,集客を狙ってか「美術館」と改称した。


Leaflet_2この「タイル」展もアカデミックというか,ペダンチックというか,観覧客はプロと思しき方々が目立った。
それでもまさに陶都ならではの企画で,他の追随を許さぬ展示内容の充実ぶりだった。


この美術館にはお茶室があって,月代わりで人間国宝を含む瀬戸・美濃の作家物のお茶碗でお茶がいただける。(しかも公立なので安い。)
ここはリニモという無人運転新交通の駅から徒歩でも行けるが,車があれば「トヨタ博物館」などと組み合わせて楽しむことができる。


25/10/2014

国宝展@トーハク

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木曜の午後,始まったばかりの国宝展に行って来た。
エレベーターを使って,西郷隆盛像の脇に出ると,行列が見える。
国宝展は行列なしということはwebで確認済みだったので,何事だろうと思って近づくと,上野の森美術館の北斎展(Boston Museum所蔵品)に並ぶ行列で,何と50分待ちの看板が出ていた。
会期末まで未だ間のある木曜日の15時過ぎで,この行列には驚愕。


行列を作るというマーケッティング手法を初めて採ったのは,西麻布交差点のホブソンズだったような記憶があるが,日本の美術館も同じ効果を狙っているのだろうか。
そんなことはあるまいと思うが,↓のURLをご覧頂くと判る通り,トーハクも行列を強調しているようにも見える。

http://kokuhou2014.jp

パリの大規模展等は世紀が代わる頃から,時間帯予約制が常識となっている。これは行列解消だけでなく,閑散時間帯に観客を誘導することによって入場者数の平準化を図る効果もある。
今回の国宝展は,一遍/法然上人伝や徳川美術館の源氏物語(常設展で観られた頃が懐かしい)他の絵巻物
が見所なのだが,混雑を想定して拡大写真が上部に掲示されている。
親切と言えば親切だが,やはり本末転倒の発想と思わざるを得ない。
(10月25日11:30時点でHPを見ると「会場は大混雑しています。」とある。)


インターネットが普及した今,日本のコンビニの展開状況を考えれば(パリの展覧会はFnac等でチケットをpick upする必要があって,やや不便),何故,事前時間帯予約制を採用しないのか理解に苦しむ。

ボクの自己防衛策は,無理をしてでも平日の閉館前を狙って,かつ観覧順路を逆行すること。(後者は,美術館のレイアウトによっては不可能だし,chronologicalな展示の場合には問題がある。)
"閉館時間マイナス想定観覧時間"を狙うボクのような御仁は結構いるらしく,この時間帯,会場の入り口付近が混雑することが多いが,出口から観覧すればこれを避けることができる訳。


今回の国宝展は,割と「ささっと」見るボクでもほぼ2時間を要した。
途中で入れ替えがあって,「金印」の展示期間の週末は長蛇の列になるだろうが,鶏が啼く東の国の民草にはおすすめできる展覧会であった。(パスポートを使って600円強の入場料なら尚更!)

15/04/2014

トッパン・ホール@江戸川橋

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昨晩は,Ian Bostridgeを聴きに初めて江戸川橋にあるトッパン・ホールに行った。
江戸川橋の駅からも,飯田橋からも歩くと結構な距離があって,交通至便とはいかぬが,素敵なホールだった。
400席程の小さなホールで,サイズ的には王子ホールとほぼ同じ。両ホールは演目も結構被っているが,トッパン・ホールの方が凝った造り。
座席の間隔もゆとりがあって快適。
バルコニー(2階席)は無いが,後方の席は,かなりの傾斜があって視界が良さそう。(ボクは,どちらかと言えば,上からステージを見下ろしたい方)


久々のBostridgeだったが,小体なホールが揺れそうな声量。円熟の域に入ったというところか。
マーラーとブリテンのプログラム構成も良かった。


コンサートの後は,西早稲田の焼き鳥屋「はちまん」。この店の日本酒のセレクションは甚だ立派。
焼き鳥も美味,かつお勘定は銀座辺りと比べて3割は安い。
ちなみに院生時代に購入した学生券(一般席の半額)。


06/10/2013

アンナの光

大日本インキ(現在の正式名称はDIC)が運営する「川村記念美術館」のメンバーになってから、かなりの年月が経つ。
この美術館は、現代美術に力を入れていて、例えばフランク・ステラのコレクションは世界有数のものである。
特に有名なのが、マーク・ロスコの連作(本来、NYCの"Four Seasons"というultra snobishなレストランを飾る筈であったのだが、紆余曲折の末、主な部分が、この千葉の落花生畑に囲まれた美術館に収蔵されている。)と、掲題のバーネット・ニューマンの作品。
マーク・ロスコもバーネット・ニューマンも、特別の展示室を与えられていて、これらを目当てに遠路はるばるやってくる来館者も多い。


ところが今朝の日経を読んでDICが「アンナの光」を売却したと聞いて、驚愕、更にその売却価額を聞いて椅子から転げ落ちそうになった。
なんと売却「益」が103億円。売却額ではなく、簿価や売却手数料を引いた額ですよ。
DICの昨年の純利益は200億弱だから、この絵一枚(確かに大作!)で、その半分以上を叩き出す訳だ。
これだけの額だから、会社はIRを出している。
http://www.dic-global.com/ja/release/pdf/20131004_01.pdf
(このIRには本作のイメージが掲載されているが、それだけ見ても本作の良さは伝わらない。)
金曜の同社の株価を見ると、引けにかけて不穏な動きが見られる。
明日はストップ高かなぁ。それにしてもたかが絵一枚で100億というのが嗤える。
(Purposely-builtの展示室が、次にどの作家の住処となるのか、実に興味深い。)

15/09/2013

芸術の秋

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まことに遠慮がちにではあるが,秋の気配が猛暑の夏に置き換わろうとしている。
ということで我が家も芸術の秋に向けての準備万端。いつもは行き当たりばったりでチケットを購入するのだが,この秋は割と計画的に予定を組んだ。
うん万円もするオペラやオケは手が出ないので,小体なホールのコンサートが中心。


それにしても,日本のコンサートチケットはどうしてああも理不尽な値付けなのか。例えば,今秋のベルリンフィル日本公演の最高額は4万円。参考までに, 同じベルリンフィルのSalle Pleyelでの最高額は€160。
カーネギーのウィーンフィル公演の最高額は$225だ。
地面がつながっているパリはともかく,それ程距離が違うとも思えないNYCと東京の差が倍近い。
前にポリーニのところで書いたが,演奏者がふっかけているのか,プロモーターが不当に価格をつり上げているのか。
ましてや最近は,S席の上にプレミアムやら何やら訳の分からぬ等級が設定されている。
ここばかりはデフレ社会とは無縁。


今のところこの秋の予定は,
- 10月初旬の水戸室内 6K
- 同中旬のアンジェラ(アキではない)ヒューイット 7K
- 11月中旬のマグダレナ・コジェナー 10K
この2つは銀座の王子ホール。300席強の小さな小さなホールでこの値付けは立派。というより,少なからずもったいない。(いずれも即日完売なのだがもっと多くの聴衆に聞いて貰う価値があると思う。)
- そして同じく11月中旬のボリス・ベレゾフスキー 4.2K
4公演あわせてもベルリンフィルの最高額の半分強。
特に,今まできいたことのない当代きってのメゾ,コジェナーのコンサートが楽しみ。


26/09/2011

「自炊」と"Ripping"-(2)

オーディオはマニアとまでは行かないが、そこそこの遍歴はある。5-6年に1回、何らかの理由でオーディオ熱に火が付き、装置の入れ換えを行ったりする。前回は、長年使用していたCDプレーヤーの「ソニータイマー」が切れたことがきっかけで、SACDプレーヤーを導入し、あわせてプリアンプを新規導入した。(それまではパワーアンプ直結だった。)

ということでリッピングなのだが、もちろんCDなどのソースをPCに取り込むこと。iPodへの取り込み等が典型的な利用法だが、基本的にLo-fiな音源と認識していた。オーディオマニアにとって、音源をあっちにやったりこっちにやったりすればする程、その品位は低下するというのは常識だ。; i.e. 生演奏>>生録(昔なら2トラ38)>>>レコード・CD等の媒体>>>それをコピーした音源。ところが、リッピング音源は、使用する機材やソフトによってはリッピング前のCDよりも高品位だというのだ。何とも信じがたい話ではあるが、良く話を聞くと、さふいふ理屈も無くはないかな?とも思う。

その理屈とは、

一発勝負のストリーミング(通常のプレーヤーによる演奏)に対して、リッピングではCD読み取りエラーを最小化できるということ。

もう一つはジッター(CD内部の言わば時計に起因する問題。最近、これを最小限にするため電波時計を拾ってくる外付けのクロックが20万円程度で購入可能。)による音質劣化からも逃れることができるらしい。(この辺の理屈はネットで調べてみた。音楽用CDとCD-ROMの根本的な違いに起因するのだが、正直完全には理解できていない。)

ということで、仮に音質が向上することは無くとも、殆ど同じ音質で再生することが可能であれば、所有しているCDをリッピングしてしまおうかと思う。(SACDのリッピングは原則不可能、裏ワザを使えば可能といった状況らしい。)

そのメリットは、

①CD保管スペースが不要となる。

②演奏家・作曲家・ジャンルの区分が容易になる=久々聞きたい曲などを直ぐに探し出せる。(ある種のネットワークプレーヤーはCDのジャケットデザインをWEBから自動的に拾ってくる。)

などなど、いくつもある。①も小さくはないが、やはり②のメリットは大きい。(たまぁーーーにはJoy Divisionなんかを聞きたくなる時がある。)

今のところネットワークプレーヤーと呼ばれる機材の選択肢が狭い、という難点があって、何時が買い時なのか様子見した方が良いような気もしているが、久々に秋葉に行って情報を収集してこようと思っている。

22/09/2011

「自炊」と"Ripping"-(1)

震災を契機に、断舎利とまではいかないが、身辺の整理について考え始めた。特に、考えさせられたのが、本とCDである。本棚は固定式ではないものの、天井との隙間が2~3cmとなるよう特注したものなので転倒こそしなかったが、中の蔵書の殆どがまさに雪崩のような状態で床に散乱した。CDは、良く聞くもの=時々聞くもの=極稀にしか聞かないもの、の3種類に分けて整理しているが、時々聞くものに分類される300枚ほどが、タワー式と壁掛式のラックに収蔵されていたため、本と同様に雪崩状態となった。(本やCDそのものは破損しないが、CDのケースはかなり破損した。)

ということで検討を始めたのが、標題の「自炊」と"Ripping"である。(知的財産権の問題についてはここでは触れないが、個人的にはCDレンタルはしないし、本屋で購入できる本を図書館で借りることもない。)

まず「自炊」であるが、1冊100円ほどの料金で本をpdf化してくれるサービスのこと。往年の大学図書館等のコピーサービスと違い、当然のことながら、本を解体してスキャンにかける。本を解体するという行為に、道徳的な痛みを感ずるので、これまで利用したことがなかったが、本の種類によってはpdf化もありかな、と思うようになってきた。

本というものはCDなどと違って、室内装飾としての意味合いもある。欧米では、装飾用の革装の本が売られている(表紙と背表紙だけで中身のないものさえ存在する。)位だし、たとえば「スターリン政治体制の成立」(全4巻)とかいったおどろおどろしいタイトルの分厚い本が書棚に鎮座ましましていれば、今や見る影もなく蕩尽な生活を送るその家の主が、人生のある時期多少なりとも、それにまつわる学問に関わったことを来客に誇示できよう。

ところが文庫本となると、やや事情が異なる。文庫本は読み捨てを前提としているというか、消耗品的な性格もあるので、再読したくなったら、改めて買えば良い、といった調子で処分してしまうことも多かった。ところが最近は、天下の名著でも絶版、ないしは版元品切れだったりする。先日、暇を持て余して「ブッテンブローク家の人々」を何十年振りかに再読してみようかと思いつき本棚を探したのだが、見当たらない。恐らく何回目かの引っ越しの際に捨ててしまったらしい。

仕方なくHMVで購入しようとして、思わず椅子から転げ落ちんばかりに驚愕した。何と、版元品切れとのこと。ネットで検索して見ると、もう何年もその状態らしい。要するにこの国では、最早「ブッテンブローク家の人々」を新品で購入することがかなわないのだ。(それにしても岩波の体たらくぶりに腹が立つ。「自炊」の話と関連するが、書籍のデジタル化が、こういったことをなくすために拡大して行ってくれれば良いと思う。再版に比べれば圧倒的にコストもリスクも低いだろうから。)

ということで、このようなことが無いよう、少しずつお気に入りの本を「自炊」してみようかなと思う。(トーマスマンだけでなく、円丈とか若き日の渋谷陽一なんかも・・・)  この項続く。

01/02/2011

Maurizio-II

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先週末から所用でロンドンに来ている。(正確には記事を書いている現在、電車を乗り継いでAlsaceとVosgeの境界にある村にいる。)金曜にロンドンに到着したのだが、その夜はSouth BankにPolliniの平均律を聞きに行った。(12時間のFlightの後で流石にまぶたが重かった。)例によって、なかなかPolliniが壇上に現れず、始まったのは10分遅れ、コンサートが終わったのは10時だった。
Polliniは、このコンサートを含めて5月までにLondonで5回のコンサートを予定している。

プログラムが凄い!

- 平均律第1集
- ベートーベンの後期三大ソナタ
- シューベルトの後期三大ソナタ
- ショパン24の前奏曲+ブーレーズソナタ第2番他
- シュトックハウゼン+シューマンソナタ第3番

といった、大曲・難曲揃いだ。(NYCだったら、これにNONOなんかが加わるのだろう。)
ロンドンの音楽ファンが羨ましい。(Polliniが2年がかりでカーネギーでベートーベンのソナタ全曲をやった時も、帰国のため最後の2回を聞き逃した。)

Polliniにしてみれば音楽人生の集大成といったところであろうが、何か思うところがあるのだろうか?
気になったのは、平均律にturner(譜めくり)が付いたこと。これまで特殊な現代曲を除いて、彼が譜めくりを付けた記憶がない。同じ曲を昨年秋に東京でやった筈だが、その時も譜めくりがついたのだろうか。

ところでRoyal Festival Hallには毎日通っているとしか思えないクラシックファン(Usual suspects!)が何人かいる。一人の老婦人は、常に最前列中央ブロックの角に座っている。2年ぶりのRFHで、やや足の引きづり具合がひどくなったが、相変わらず健在な姿でなによりだった。


より以前の記事一覧